背中を預けるには
」のレビュー

背中を預けるには

小綱実波/一夜人見

年末年始を費やした

ネタバレ
2023年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻を数日で読みました。
ボリューム満点です。
すごく良かったです。
素晴らしい点は皆さんが書かれている通りです。
残念だったのは、異能の設定かな。と思います。
レオリーノはヴィーを危険な時に無意識に呼べるみたいでしたよね?それは異能?
でも呼ばない時がある。結構な危険でしたが、呼べなかったのかな?
そのあたりちょっと疑問です。

王室以外の異能者の確率が結構高いです。
異能者だから統治ができ、王族になった的な感じでしたけど、より強力な異能を持つ人が王になるのではない。
好きな妃の産んだ王子だからって全く異能者ではない長男が王になる。更に力のある王子は消そうとする。異能を武器に統治してる感じなんじゃなかったのか…。

更に王族がどんな異能を持っているか把握しようとする気もないみたいですし。
カイル王子の能力を把握できてれば、ラガレア公爵と握手。解決〜。だったのに。
平民の異能者を見つける前に王室の異能者をちゃんと把握しておくことをファノーレンに提案したいです。
異能の遺伝についてももっと研究追求しなきゃね。国の存続や繁栄のためにも。
異能保有国としてあるべき姿を模索している過渡期ですから仕方がないですね。
レオリーノとディルクが異能者として開花するのかな。と思っていました。レオリーノの母が癒しの異能者なら遺伝はありでしょう。そのあたりの展開を期待していたんですよ。
でも、もしかしたらまだ続くかも知れないですし。期待して待ちたいと思います。
色々あれこれ細かいことを考えてしまうほど面白いです。
作者さま、続編をぜひお願いします😊
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!