私は悪役令嬢なんかじゃないっ!! 闇使いだからって必ずしも悪役だと思うなよ
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私は悪役令嬢なんかじゃないっ!! 闇使いだからって必ずしも悪役だと思うなよ

不二原理夏/音無砂月

いやいやいやいや

ネタバレ
2023年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛してるよ。チャンチャン♪って、コラあダメだぞお。一応最後まで読みましたが★2つです。主人公だけが全部かっさらっていく展開は、気持ちがいいものではありません。

黒幕に利用されあたおかになり、反省しなさいと幽閉され、後に光の精霊王の加護も主人公に吸い取られ、一応作中最後まで名前だけはちょいちょい使われたヒロインのエミリアはどうなったのですか?

確かにアンポンタンでしたし、主人公を陥れようとしましたが、結局実害はなく、結果オーライだったのにあんまりの仕打ちじゃないですか?
主人公にすべてを吸い取られ出涸らしになり、たぶん冷たい獄中で、主人公のことを呪っている事でしょう。

主人公が決して転生者だということを誰にも明かさずほのめかしもせず、バッドエンド回避のために、不遇時代をしたたかに我慢強く耐え忍び、結果ハイスペックな旦那(第一王子)と、光と闇の精霊王を従え、幸せNo1奥様(王太子妃)の地位を獲得し、ふたりの子供と学生時代からの仲間を得て「総取り」エンドという、やりすぎな作品でした。

あと、平和を勝ち取るためであっても戦争はダメ!ゼッタイ!の王様の言葉にはちょっと引きました。大国ロシアの侵略に対し、ずるがしこくても使えるものは全部使って対抗しているクロアチアは悪い国なの?
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