ポジティブシンキングでへこたれない長男編

シリーズ三作目。長男可以くんの話です。可愛い三男、繊細な次男ときて、大らかな長男は雑草魂を感じるようなポジティブシンキングが取り柄の器の大きな男でした。家族や好きな人を守る時はとっても頼り甲斐があるのに、その他の面では割とヘタレなところが愛嬌があって面白かったです。ここへ来て新たなワード「またたび」が出てきて、次々に新たな扉が開かれるので飽きることなく楽しめます。可以くんの場合、カラッとした性格で猫になる事にもあまりマイナスイメージを持っていないせいか、ストーリー展開的にすれ違いシチュは難しいと思うので、一巻にギュッと凝縮されたこの纏り具合がベストだなと感じました。ここまでで三兄弟それぞれカプとして落ち着いたので、これからは様々な組み合わせで絡みが見たいなと思います。