どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
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どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます

セレン/碧貴子/すらだまみ

刹那の表現が凄い。単行本買って大正解

ネタバレ
2023年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本で改めて買うか悩んでたんですが大正解でした!
女主人公が男主人公に手を伸ばそうとしたけど手枷が邪魔をして腕を伸ばすことが叶わなかったと言うワンシーンがあるんですが、その瞬間は手枷のことを忘れて思わず腕を伸ばしてしまって繋がれていることを再認識させられた上に自分からこんな状況下で(どんな状況かは読んで〜)腕を伸ばしてしまったと意識させられる女主人と、その時の鎖の音と動作に気付いて自分が手枷を嵌めてる事実を再認識させられたような男主人公、その場面は全部無言なんですがそこの刹那の空気感が言わずとも伝えてくれるのがもどかしくて堪らなかったです…
男主人公の思惑も不明なままですが、そこは推察せずに楽しみにしてもよいかと。
ラストの主人公の感情全部投げてどうでもよくなった表情もめちゃくちゃ好きなんでいつも泣きながら見ちゃうのですが本当に兎に角、感情の雰囲気を読ませる作画様のお力にメロメロです。
普段は原作との相違が気になるのも苦手なのと完全にコミック派なのですが、これはちょっと原作でこのやり取りをどのように表現されてるのか気になってしまいました…!
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