このレビューはネタバレを含みます▼
シグナルシリーズはここから。
表題作以外に1つ別のお話が入っています。初版は2007年なので、もう15年も前のお話なんですねぇ。確かに、携帯電話が折畳み式でスーツやホテルなんかは少し前の感じはします。ただ、ストーリーの根幹は普遍的なのかなと。
友人の後輩で攻めの村上×先輩の友人でバーのオーナー受けの芦原。村上の一目惚れだけど、正直さに芦原も惹かれていた。男性であることで、綺麗な人だと思っても何もできず足蹴くバーに通う村上。そこに、好意を知りつつ尻込みしている村上に芦原は仕掛ける。月1、メニューにあるあるカクテルを頼むと一晩の付きあいをしていると。好奇心と好きな気持ちでトライする村上。芦原に触れること、近づけることすら震えがくるほど嬉しかったが、段々と独占欲が出てくる。
タネ証をされ、付き合うことになったが、我侭さに振り回されるわんこ村上。喧嘩しながらも互いを知るようになり、付きあいは続く。大人の恋かな。特別を作らなかった芦原にとって村上は特別なのに、なかなかのツンデレです。
友人の一人、榊はこのあとの「嵐のあと」の主人公になりまする。
この時代ものでもエチありですが、ぼかし気味かな。