壮大な脳筋恋物語





小玉は文林の近くで武力行使出来るように皇后になったと言うざっくりした認識からかつて自分の右腕であった文林の右腕として動くことに価値を見出し、後宮の責任者として、様々な経験を通して徐々に皇后たるものの責任を実感していく様子がしっかり描かれています。最終話近くになると分かりやすいフラグが立って漫画を読みながら数十年ぶりにドキドキハラハラしました。
後宮を舞台にした漫画は多くありますがこんな命懸けな作品はなかなかないですよね。皇后が刀、矛、弓を握るって笑
小玉の力強さも凛々しさもステキです。後宮ならではの装飾の美しさ、荘厳さも手抜きがなく楽しめます。
絵に癖が少しあるのでもしかしたら好き嫌いはあるかも知れません。個人的には初期の顎のラインがシュッとした顔が好きでした。最初の数巻を読んで飛び級で皇后になって魅力を振りまいて周りを虜にしちゃうぞ⭐︎的なチョロい話だと思ってやめちゃうともったいないです。恋愛に重きを置かず、たまに心臓を掴まれるようなエピソードがぶっこまれる物語がお好きな方にオススメします。

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カピ さん
(女性/40代) 総レビュー数:0件
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hipaume さん
(女性/40代) 総レビュー数:0件
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タカ さん
(-/-) 総レビュー数:310件
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mimiko さん
(女性/50代) 総レビュー数:9件
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竹の郷 さん
(女性/40代) 総レビュー数:47件