ウルフハウンド【単行本版】【シーモア限定特典付】
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ウルフハウンド【単行本版】【シーモア限定特典付】

芽玖いろは

難攻不落の邑の心に響くものは

ネタバレ
2023年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。大ボリュームのP280越えで読み応えバッチリです。この作品はホストシリーズの3作目(勝手に名付けてごめんなさい)で①赤くて甘い→②青くて苦い→③ウルフハウンド(本作)の順に読むのをオススメします。前作を読まなくても話はわかりますが新刊が出たばかりでセール中につき是非シリーズ通して読むことを強くお勧めします。
歌舞伎町No.1のホスト天王寺邑はクラブボルゾイの帝王として君臨していたが太客も意のままに扱うのにやたらと自分に心酔している黒服の弥勒には扱いづらさを感じていたが躾けてやろうとも考えていた。そんなある日、邑は弥勒に自分の弱みを知られてしまい2人の関係が少しづつ変わっていくけれど。。
ホストのおしごととして女性との絡みも出てくるため苦手な方は注意です。また、青くて苦いから引き続き主人公周辺の人物の過去が重いので明るい話でないのは確かですね。でも仄暗い過去を乗り越えて今を生きるたくましい彼らを見守る形で最後までお話を楽しむことができました。最後はハピエンですがもう少し現在の2人の様子も見たかったな。
エロは2作目に比べて少ないです。エロを期待するとちょっと残念に思うかもです。1作目と同じくらいかな?今作は人間模様と心理戦が重要視されていてエロよりもストーリー重視です。でも最後に想いが通じてエッチします。
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