スモークブルーの雨のち晴れ
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スモークブルーの雨のち晴れ

波真田かもめ

表紙背景のスモークブルーが印象的

2023年1月9日
タイトルと表紙背景のスモークブルーに惹かれ購入。翻訳家の久慈と訳あり無職の吾妻は、MR時代の同期で、過去に一度だけ体の関係がある間柄。そんな2人が数年ぶりにゲイ?バーで再会するところから始まります。煙がかったブルーというタイトル通り主人公2人とも喫煙者でタバコを吸うシーンが印象的、ハイソな翻訳家という職業や久慈の黒髪ロン毛、古い実家住まい等が現代なのにノストラジックな雰囲気を醸し出してます。久慈と吾妻、それぞれが抱えている感情や拗らせた気持ちが重過ぎず、疲れた大人なら誰しも感じる共感もあり、切なくもあり読後感が良いです。エチもちゃんとあり満足です。
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