鳴けない小鳥と贖いの王
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鳴けない小鳥と贖いの王

六青みつみ/稲荷家房之介

一途な愛と贖いが運命を覆す幸福への道のり

2023年1月13日
一冊目は無垢なルルが哀れでクラウスの愚かさに辟易したのだが、2冊目以降で駒がひっくり返っていく。3冊読んで大正解。
瀕死のルルとクラウスの出会いが僥倖だとしたら、口がきけず指輪も失った状態で出会ったのも定めだったのだろう。しかしその後、奸計に嵌り、真実を知り、後悔にかられ運命を覆していくのは人の力。
魔族との闘いもあるので簡単にはいかないが、決意と贖罪と愛が示され、幸福な場面を堪能出来る。フワフワ羽毛のルルも可愛かった。
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