このレビューはネタバレを含みます▼
民族学者の椿(攻め)×クダ(狐)憑きの学生叶(受け)の日常。椿は20年間、兄を探している。なぜかは不明。その一環で妖怪の集まる居酒屋をやっているが、食べ物を作るのは叶。椿と一緒に住んでいる。当初は両片思い、いまは恋人。イタシテいる場面はあるけどぼやかし気味。大学の先生と学生だけど、そのあたりの倫理観の悩みは表現されていなく、専ら叶が恥ずかしかがったり、意地張ったり。まぁ、うぶいんだけど、個人的には若干叶の面倒くささが鼻につく(笑)
兄探しの一環で、妖怪からの人、モノ探しを請負う椿に、クダを遣って手伝いをしている。椿に拾われた叶だが、ちょっとしか描写がないので、わからないことは多い。祖父っ子だった叶は、祖父の死に目にあえず、悔いがあり、母と折り合いが悪い。居酒屋に集まる妖怪、依頼など日常を通してのイチャラブと案件、生活がメイン。進む毎に新しい妖怪がでてくる。彼らは人間の形をとり、社会に溶け込んでいる。椿は叶を溺愛している(アラフォーと20歳)が、叶が全然慣れずツンデレ模様。読んでいて苛つくので、ちょっとどうにかならないかと思う(笑)
妖怪の話は面白いし、お兄さんは何者なんだ?!と気になるので、最後まで読みたいけど。単話では完結している。★4.2