君によせるブルー
」のレビュー

君によせるブルー

青井秋

4CP:やっぱり好き〜

ネタバレ
2023年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 青井さん買いです。表題作+短編三本。
いつもより幻想さ抑えめ王道BLなのに、どの話も抒情的で透明感ある仕上がりって素敵。余韻を楽しめる一冊◎

◇表題作は、離島が舞台。
地元高校生悠太と東京からの転入生航平の二人が新生活に慣れ
友情が恋情に変わる穏やかな日常交流がとても良かったです。

特に小瓶のクラゲシーンは、繊細な二人の関係を凝縮したカットが素晴らしく、このシーンに出逢えた事で短い話の物足りなさが吹き飛びました笑。秘密の無人浜の贅沢さや放課後の釣果など、島のさりげない生活が眩しい〜!!


◇後半、短編三本。
1:長年の片恋相手の結婚式で大学の先輩と再会する話は、
ラストの短いモノローグから広がるドラマが◎

2:妖狐と坊主の永遠の愛かな。魂シーンは人外BLであまりない大胆な描写。

3:ひと味違う〈脚本家〉モノ←これは超好み◎
元ネタのドイツ映画(続編も)を何度か観ていて、これからロマンチックなBLにされるとは!!長編でじっくり読みたかったです
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