このレビューはネタバレを含みます▼
芽玖先生のホストシリーズは全巻購入してまして、こちらのお話も一冊に纏まるのを心待ちにしていました。待望のボスキャラ邑さんのお話。
色々と詳しいレビューは他の方が既にしてくださっているのでそちらに譲りますが、芽玖先生は本当にホストモノの描写が上手い。ほんとにこんな人いそうだなー!と思わせるキャラ造型とリアルに近いホスクラを取り巻く情景表現(店内の雰囲気、お客の女など…)が実に巧みなので、安心して物語のドロドロ愛憎世界に飛び込むことができます。読めばここはもう歌舞伎町。
ただ、これは好みの問題なのですが、ふたりの思いが通じ合ってからのえちシーンが余りにもあっさりしてしまっていて……(終わりの方で約6ページ)。今作への期待値が高かった分、そしてラストまでの二人の感情の駆け引きじれじれ具合が息を呑みドラマティックだった分、ちょっと肩透かしを喰らった印象でした。もったいない…もっと二人の「その先」を見たかった。
先生、また同人誌スピンオフでも構いませんので、弥勒と邑さん、そしてミヤカップル達の賑やかわちゃラブをお待ちしておりま〜〜す!!