運命すらも呼吸をとめて
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運命すらも呼吸をとめて

滝端

オメガバなのに男×男のリーマンBL感満載

ネタバレ
2023年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 滝端先生の作品を読むのは2作目。男らしいのに美しい…そんなキャラに惹かれます。
今作はオメガバースの物語。どんな感じなのかワクワクして読み始めましたが、期待値以上の作品でした。

αだからと、その立場を甘受している事にも気付かず、マイノリティ側の人間の苦しさを想像すらしてこなかった主人公 恒吉がある日突然、変異でΩになる所から始まるストーリー。Ωになってもリーマン青年!かっこいいです😩

屈辱に歪むその表情、男らしいです。吐き出す苦しい吐息…そこも男なのです。ハダけたシャツ+ネクタイ…Ωなのにどこまでも男らしいのです✨。そして最後、男らしい尻! 滝端先生の描く男らしいキャラが好きです。

会社という合理化された組織の中でαとして働き期待されていた恒吉が、Ωになる事で始めてβやΩ側の立場を知る。その過程がとても現実的で残酷なのですが、どこまでも前を向いて生き抜く恒吉が良かったです。プラス彼は運命的な出逢いもしていて…。麻川との出会いや関係の深まり方が、オメガバなのにリーマンらしい描写なのも良かったです。何より求め方が男😩 それなのに美しいんだから…最高です。

ですがオメガバースの巣作り、番うシーンなどなど、ちゃんとあって大満足でした。かっこよかったです♪

追)スピンオフ「巣作り」。はぁー😩、こんなかっこいい青年Ωなのに、可愛いすぎる。
麻川さんが自分の物にも嫉妬してしまう…うんうん分かる。分かる…。
仲睦まじい、その後の2人の日常を見せてくれて嬉しかったです♪ できたらもっと見ていたい…
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