このレビューはネタバレを含みます▼
5巻迄読了。面白い設定。1巻のあのシーンは、はっきり言うとドン引きしながら読んでいた。しかし、衰弱していっていた本人(レシェ)の身体や気持ちとやっと目の前に現れた愛しい存在が居なくなるかもという恐怖、その心情と共に、所謂、異能を持った存在感が他とは違う、同族に飢えていた、深く欲していたという事を決定的に読者に理解させるシーンではあった。そこをクリアしていくと溺愛の極みを楽しめる。ラフォスはずっと変わらず素朴だし。灰色狼たちの設定もファンタジーの醍醐味。面白かった。