イミテーション・プレイ【単行本版】
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イミテーション・プレイ【単行本版】

誉あん

悠真目線のエピソードが欲しかった〜

ネタバレ
2023年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの初コミックスとのことで、まずは発売おめでとうございます!以前1話目を無料で読んでから、一冊にまとまるのを楽しみにしていました!バー店員の悠真×バー店長の凪颯のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計201ページ。ノンケの後輩・悠真に2年も秘めた思いを寄せるゲイの店長・凪颯。ある日偶然、凪颯が他のセ/フレと会っていたところを悠真に目撃されてしまい…。いや〜絵が綺麗ですね!特に凪颯さんの美人っぷりが半端なくて目が潤います。普段はクール美人なのにすごい一途で、強気なのに可愛い。悠真にふわっと撫でられて嬉しいとか、好きで仕方ないみたいな気持ちが態度や表情に現れていて、「絵で感情を表現できる」作者さんなんだなぁと。そんな凪颯さんに悠真が惹かれてしまうのも分かる!ただ、ここで引っ掛かるのが悠真の性癖なんですよね〜。凪颯さんが魅力的で老若男女問わず虜にしてしまうというのは分からないでもないけれど、悠真はずっとストレートでしかも最近まで長く付き合ってきた彼女がいたんですよね。そんな彼女と続けていきたくて凪颯さんにも相談していたくらい自称重い男なのに、悠真が凪颯さんを好きになる経緯がちょっとふんわりし過ぎていたような気が。悠真目線のエピソードが1話でも入っていたらもう少し分かりやすかったのでは?と思いました。でも絵はすごい好みだし、これからも応援していきたいと思える作家さんでした。
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