或る日
」のレビュー

或る日

ゆき林檎

幸福感いっぱいで満たされる・・・・

ネタバレ
2023年2月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本編「玉響」の最後が全てを捨て一緒になる決意の後、空白があり写真や住居、遺作の最後の言葉等で読者の想像に委ねる余韻嫋々で、良くも悪くも取れ少し暗さを残しましたが、この空白の物語で幸福感いっぱいで満たされました!
気持ちを素直に伝えられず、長い間の行き違いと葛藤の末、一途な愛が遂に想いを遂げて一緒になれる・・・・共に暮らすという平凡な事がこんなにも幸せなんだとつくづく感じました・・・・LGBT差別や同性婚は現代まで引きずっています。
この世に永遠な物は何も無く、もし一生添い遂げても、死が2人を分かちます。本編の遺作の最後の言葉が身に沁みます・・・・
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