ごめんねジェラシー
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ごめんねジェラシー

さとう蜂子

囚われていたのは

ネタバレ
2023年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美術部時代の後輩、大型わんこ攻め×先輩受け
ん〜こういう才能に嫉妬して…本当は昔から両思いだったんだろうに…みたいなお話大好きです。
元々攻めが絵を描き始めたのも美術に興味を持ったのも受けの絵を見たのがきっかけ。それから美術部に入部し、美術経験ゼロの攻めに色々教えてくれたのも受け。はじめは先輩後輩仲良しで一緒に絵も描いていたけど徐々に攻めの才能があらわになっていき、受けは劣等感、才能への嫉妬から攻めと距離をおくようになり、絵を描くのもやめてしまい…からの再会のお話。
憧れてた人、好きな人の才能を超えてしまい嫉妬の眼差しを向けられさけられるのも、絵をやめてしまうきっかけになってしまったのもつらいし、でも受けのつらさも劣等感もすごくわかるのでどっちもしんどかったです。
絶対に学生時代から両思いだったと思うし、攻めも受けのこと好きで忘れられなかったけど受けも再会する前から夢に見てしまうくらい忘れられてなくて。お互いがお互いに囚われてたんだろうな。
再会し、ぶつかることで受けが長年抱えてた気持ちから解放され、ようやく攻めの気持ちにも自分の気持ちにも向き合うことができてよかったです。
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