鬼気迫る闘争シーンとオチが最高で惚れた

ネタバレ

2023年2月17日

このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ１より更に面白く、バディ感が強くなっていました。今回メインの厄介ごとは、舞台裏をチラ見せしながら進めてくれるので、ストーリー展開よりも二人の関係とかヤク◯界特有の対立とか仁義がどうのこうのと魅せるタイプのお話かしら？と、調子に乗って「今回は私でも先が読めるかも」と思ってしまいましたが、全然でした。幾つか思いがけない展開もありましたし、予想外の抗争シーンは手に汗握って心臓バクバクものでした。１巻では武闘派の真砂と頭脳派の千郷で「どっちもカッコいいけどどっちも決め手にかける」と、偉そうに評価していましたが、２巻で完全に真砂に転んでしまいました。ラストの森脇との対決シーンがもう最高にカッコ良かったです。これは惚れる人続出間違いなしと思います。見方によってはある意味カッコ悪いオチと言えなくもないんですが「カッコ悪い事を自信満々に、堂々たる気迫でもって本気でする事はカッコいい」のだと思います。ネタバレしたくないので、興味のある方にはぜひ読んでもらいたいです。完結とはなっていないし、続編が出そうな雰囲気で終わっているので、続きが読みたくて仕方がないです。

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避塵さん

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