俺と課長の主従カンケイ
」のレビュー

俺と課長の主従カンケイ

吉尾アキラ

吉尾先生に捧げる★5つ

ネタバレ
2023年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。先日のセール&ポイント還元中にお得に購入できました。表題作は、ちょっとMっ気のある入社2年目の牧×課長のお話で、前後編+15ページ以下の関連する短いエピソードが3つ(一番短いエピソードは4ページ)。ゲイの課長がノンケの部下を襲い受けしてしまうお話です。課長→牧は、元々気に入ってはいたけれど好きまではいっていないと思います。性欲発散に近い感じなのかな。牧の方も課長に憧れはあったものの、振り回されて気になり出すような感じで、身体先行な関係です。確かにこれもBLの形の一つですが、私はもう少しキュンとできるような少女漫画的展開が好きなので、少し好みとは違っていたかも。もう一つのお話は、喫茶店のマスターの息子・奏×お客で平凡サラリーマンの太郎さんのお話。こちらは3話分のエピソードで、ボリューム的には表題作と半々くらいです。奏が女性だと思って告白したら、実は女装した男の子だったという。女装攻めというオチでしたが、太郎さんが性別を乗り越えてくれてとても好感が持てます。
私は元々表題作のような襲い受けは好きな属性でもないし、同録の女装攻めも癖ではないんですが、ちゃんとレーベルの色に合わせたお話を作ることができる吉尾先生に感動しています。襲い受けとか女装攻めは万人受けする属性ではないと思いますが、気になる方はぜひ。
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