undercover
」のレビュー

undercover

水壬楓子/水名瀬雅良

1冊にギュッと面白いが詰まってます

ネタバレ
2023年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最近よく先生の作品を読んでいます。漫画の原作だったり小説だったり、波が来ているというか縁があるみたいです。先生の作品はどん底まで落ち込むような徹底的な場面や展開はほとんどなく、特異な設定で楽しませてくれるので大好きです。今回も架空の設定ながらSITやSATみたいな組織を編成して事件に当たる不思議な職務、自衛隊やら麻取やら、日本における特殊業務の一端を垣間見たようでした。登場人物たちの複雑で秘密だらけの過去や背景が明るみに出る度に驚かされて、ワクワクしながら読み進められました。ラストでは、思いがけない黒幕の存在と陰謀が明らかになって、いい意味で裏切られて楽しかったです。南雲の正体もビックリでした。きれいに纏められていたとは言え、私としては黒幕もろとも成敗して欲しかったなーと思ってしまうので、続巻が読みたいです。
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