地獄も金も愛次第
」のレビュー

地獄も金も愛次第

桐式トキコ

なんというか(笑)

ネタバレ
2023年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一風変わったヤのつく組ものです。頼られてかわいがってもらっていたと思い盃交わすことを望んでいた親父に裏切られ、気質に戻った恵。名に反して環境や人に恵まれない。兄貴に誘われ闇金会社の社長に収まるも、金主に気に入られストーカーされる(笑)なんだかんだと襲われて初の男性エッチに持ち込まれ尻で抱かれ(九十九が受け)、自分の組に誘われる。金主の九十九は恵に惚れている。ヤ稼業としての資質から恋心に変わった惚れ方。恵には理解できなく、都合の良いように使いたいだけ、前の親父と同じでは?と疑心暗鬼で信用できない。自分を必要としてくれる、自分が欲しいと信頼と信用に基づく関係性が欲しかった恵。九十九は恵に惚れたことで身体を張って恵を守ろうと。
信頼の「惚れる」と恋心の「惚れる」が共存する関係。身体の関係込みで振り回された恵は満更でもなく、靡かないと決めたのに結局落とされた(笑)
厭世感が漂っていた恵も息を吹き返す。愛情と人情が同居するラブコメですかね。
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