榎田尤利作品集
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榎田尤利作品集

榎田尤利/藤たまき

期間限定限定読み放題対象BL小説

ネタバレ
2023年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3月末まで期間限定読み放題対象のBL小説。好きな小説家さんの読みホはなかなか出ないので、この機会に読みました。初出はかなり昔のはず。作品集として出版されたのが2013年です。冒頭の「largo」はピアノ専科の音大生どうしのお話、表題作「明日が世界の終わりでも」は友人関係にある2CPのお話。ラストの書き下ろし「witness」は「明日が〜」の何十年後かにCPたちを見守ってるある視点からのお話。全作品、浮気やモブレNGの方にはオススメできないかも。私は全然okなんですけどキツめの描写もあって赦しちゃうのか〜って気にする人は気にするかな。音大生の話はたくさん有名なピアノ曲が画面から頭の中に流れてきて、とても贅沢な気分になりました。「明日が〜」「約束」「集い」はきっとこうなるだろうと思っていても読む手が止まらず。別CPから「明日が〜」のCPを眺めるという構成がさすが榎田先生ですね。
期間限定ですが読みホなので地雷なければこの機会にぜひ。挿絵ないのでどこでもほぼ読めます。
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