ありふれたストーリーの様でも好感度大！

当初、ヒロインのキャラが定まっていない感じの印象でしたが、段々人物像がハッキリしてきて、ちょっと八方美人ではあるものの、人当たりが良く、愛玩動物のように周りの人に好かれる魅力的な人になっていきました。
口数が少なく、人付き合いの下手なヒーローも、気持ちを素直に伝えられない事から、モヤモヤするすれ違いの切ない展開になっていきますが、ソレもいいスパイスでお話を盛り上げてくれます。
作画の先生が、しっかりしたコマ運びをされるのと、背景がキチンと描き込まれているのも評価を上げる要点です。
キャラに強い印象はないのですが、登場人物に悪人が一人もいないお話で、これだけ良かった作品は少ない気がします。
7巻で完結との事です。