このレビューはネタバレを含みます▼
作画がうつくしすぎて、セリフないページで心掴まれすぎる…
立ち絵だけじゃなくて、ぬいぐるみの表現とか雀さんが恋に落ちた時の街の見え方の表現とか素敵すぎた。コンビニとドラッグストアの往復人間なのでとんでもなくあの表現がネオン以上に目に来る…
「やりたいことリスト」を見られるという設定は漫画的なんだけど、「やりたいことリスト」を完了していく過程はすごく現実的というか、これがなかったら慶司くんは雀さんにどうアタックしてたのか/してなかったのかとかまで考えるのが楽しかった。
blの世界だけどすべてblで丸く収まる物語にはならなくて、
慶司くんが田中(颯)さんに言った
「ダメじゃないですか、理由もわからないのに謝っちゃ」というセリフが心に残っている。
田中さんに考える時間を与えているのが、普通の人/マジョリティの人が悪意なくやってる普通のノリというのを気づかせようとしてるのが、慶司くんの芯を感じるというか、根っからカッケーなと…
そして、このセリフがあることで、多くの人に突きつけてやりたい漫画になった。
セリフから作画からぜんぶ素敵な作品でした。