黒×恋【SS付き電子限定版】
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黒×恋【SS付き電子限定版】

高城リョウ

夢が詰まった双子同士のCP

ネタバレ
2023年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「黒×恋」前後編、「白×恋」前後編、「朱×恋」1話+「黃×恋」含む描き下ろしで合計190ページ。「黒×恋」は園児の叔父・黒世×幼稚園の先生・青のお話。自身の勤める幼稚園に通う園児の保護者である黒世に好意を寄せる青。その黒世が自分の弟の恋人であるかもしれないと知って…。複数CPのお話が収録されていますが、このCPが一番好きでした。弟の恋人だから好きになってはいけないと自分の気持ちを押し殺す青がとても健気で良かったです。「白×恋」は白世×緑のお話です。白世はメインCP黒世の双子の兄、緑は同じく青の双子の弟ということで、双子同士のCPです。現実には滅多にあり得ないですが、夢が詰まった漫画ということで笑。緑は出会って間もないノンケのはずの白世に告白するので、その急発進にはびっくりでしたが、緑はすぐに恋に落ちてしまう恋愛体質だし2話で収めないといけないし仕方なかったのかな。「朱×恋」は白世の息子・亜黃×幼馴染の朱音のお話。亜黃は高校生なのにその色気はどこから出てるんでしょう。確実に灰崎の血を色濃く引き継いでますね。「初恋の人の双子の弟が父親の恋人」の字面から複雑な人物相関が伺えます笑。初出は2014年、コミックス初版発売は2015年1月ということで、少し前の作品ですが、絵柄の綺麗さは当時から健在です。最近の作品に比べて、線がハッキリしていてむしろ見やすいかも。
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