怪獣8号
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怪獣8号

松本直也

面白さと違和感の半々

2023年3月11日
面白いです。けれど、常に違和感がつきまとって、あんまり集中して読めないというか、没頭できないのが残念です。前提と、世界の作りが一致してない感。
一度通しで読んだだけなので記憶違いもあるかもしれませんが。。。確か、室町には怪獣との戦いがあったことになってたと思いますが、現代の街並みが、現実の今と変わらないのが堪らなく違和感あります。怪獣が来た時を想定して、もっと違った発展をしてきたはず。電柱や電線が現実のように設置されるとは思い難いし、街の作りも現実と同じでは、あえて被害が大きくなるよう、危なくなるように作ってる感じになってしまう。壊される前提で建て直ししやすいデザインとか、そもそも地下に作るとか、地下の怪獣を考慮してやっぱり地上というなら、高さは出さないとか…。
それにこういう世界なら、もっと衛星技術が発達して、活かされてるんじゃないかな。怪獣の察知も攻撃も、人工衛星使ってもっと色々してるんじゃ?それに、隊員に命かけさせる前にもっとできること試してるんじゃないかな。ドローンなり薬品を使った攻撃なりも出てきても良さそうなのに出てこない。
あしろ隊長の巨大な銃みたいな兵器も、その兵器自体を襲われた時、地上に固定だとあんま意味ないんじゃ…とか思ってしまう。
他にも色々気になっちゃって、気が散るんだよな。
漫画には、違和感なく没頭させて欲しいんだよなー。
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