自然な世界観とテンポよく進むストーリー





2023年3月13日
セールきっかけで出会った初めての作家さんで、3冊一気に読みました。作家さん買いしている場合は、大体のテンポなり(読めないなりにどんでん返しが来そうなど)展開なりが予想できますが、初めての場合はそうもいかず…で、色々とプラスに裏切られて楽しめました。異世界の話なのに必要最低限かつアッサリした説明が、かえって「そういうもの」と自然に受け取れ、世界観に入り込めました。途中、ナチュラルに拳銃や煙草が出てきた時は流石に「ん?」と思いましたが、殊更に説明がないのがかえって自然に映り、やはり「そういうもの」と流せたと思います。こういう異世界と現実の相違点や世界観の齟齬は、読み手ののめり込み具合に関係してくるので、案外大事かなと思います。終始話のテンポや流れが小気味よく、特に一巻の早いうちに大きな流れが来る所と、三巻の重要かつ意外な人物の登場場面では、かなり前のめりで読み進めてしまいました。獣人・モフモフ・溺愛ストーリーです。他にも気になる作品があるので、読むのが楽しみです。

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