溺れる良夜とヘルメース【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】
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溺れる良夜とヘルメース【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】

ko

色々と言いたいことはある…が!

2023年3月14日
重苦しくないのは流石。あちこち歪だけれども。からっとしてるけどしっとりさもあり。あの明るい月夜(=良夜)で幼馴染み同士の攻が受の秘密を目にしたことがきっかけで始まり。攻の懐の深さと器の大きな男でまあ鈍感もどうなん?なんだけど、でも、だったからこそ進展したと思うけど、お兄さんもさ…おっさんもさ…えろい(あえての平仮名)受もさ…。丸く収まってよかったしみんないい人ばかりで(いや、当時、未成年?に求められ手を出す時点で地雷なんだけど…でも根っからの悪人ではないので、切ない理由もあってなので、まあ仕方なく許すし、受の気持ちも尊重するとしよう←何様)でもなんだかモヤモヤもあるけど、大好きな同棲シリーズのような相変わらずのテンポの良さと気持ちのいいやり取りと何度も読み返したくなる癖は相変わらず、絵柄もすきなので楽しい。言葉のチョイスがいつも素敵でこの作品で(多分言葉のセンスが似てる人には刺さる)一番響いた言葉は「福だけで構成された縄だけでいい」。ほんとそれ。そして終わりのほうのお兄さんの「無償~」に拍手。ほんと僥倖。←ko先生の使う僥倖ほんと好き。経験豊富な一途な受可愛いし。個人的にはお兄さんの今後が気になる。みんな昔からの顔見知り幼馴染みの関係性、狭いけどなんだか心地よい空気感あるのよね。ヘタレ攻が好きな方にはたまりませんでした。あと2人の営み中のやり取りも好き。同棲シリーズの営み中のやり取りが好きな人は好きと思う。もっとほしかったな~(うふふ) ○○○ヘルメース→情報の神(まさに攻。たくさんのバイト経験と資格生かしてって)、嘘の神(まあ、色々よね)、など様々な意味あり。そして月は全く出てこないけれど、タイトルの良夜でなんだか風情があるというか月の見えない部分と見える部分、と、なんとなく深読みしすぎかなだけど、不思議なタイトルでこれもよきです。
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