わっちゃんはふうりん
」のレビュー

わっちゃんはふうりん

サメマチオ

それぞれの気持ちが交錯するところがいい

ネタバレ
2023年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 舞台は近代日本なのですが、読み終えた後は個人的にはヨーロッパ映画を一本観たような感覚になりました。
登場人物それぞれの気持ちが交錯して、さまざまな思いを持っていてどの人物もとても魅力的でした。わっちゃんが魅力的なのは言うまでもないのですが、浮世も鶴子もそれぞれの想いを抱えていて可愛らしくてしょうがなかったです。
また(義)兄と弟のそれぞれの拗れた感情がわっちゃんを通してお互いにぶつけ合い理解していく様がよかったです。
個人的には兄の八衛推しです笑。わっちゃんに膝枕されてるシーンにはめっちゃキュンってしました。結果的には変態なのかもしれませんが、すごく芯のあるピュアなところに萌えました。
何度でも読み返したい作品です。
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