夜が終わるまで
」のレビュー

夜が終わるまで

西田ヒガシ

大人の「恋人」になる前のピュアなお話

ネタバレ
2023年3月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ うぅーん、なるほど?
不思議な感覚がするのはオカルト的な描写だけではなく、検事、弁護士など、一番オカルト的な事を排除し、科学的な概念を持って事件事故にあたり立証やらなにやらをするべき立場との対比があるから余計に際だっているんだろうな、と感じました。
生霊のような思念のようなものを弟に飛ばし身体を動かし、時には弟の身体から抜け出し思念だけで動いていた??
でも、部屋の中、夢の中に入ってきていた姿は絆創膏を貼っていて弟の姿だったし、リアル不法侵入していたの?それとも思念は憑依している人の姿を取るの?あれは肉体はなく思念だったんでしょうか??
弟とは写真をクラウド上共有、とあったので、肉体、精神(ハードとソフト)も共有させてもらったんでしょうかね。
だから弟さんにも「あんまり思い出したくない」記憶が残ってしまった、と。
そう考えると弟さん、一番かわいそうですね(笑)
生きているのに探すな、とか、なぜなんでしょう?
危ない事に近寄らせたくない、て意味??
色々なんとなく解明されないもやもや感が残るものの、不思議と嫌な終わり方ではありませんでした。
この先二人が現実世界でどんどん仲良くなっていく未来を想像できるからかなぁ。
ただ、えろはほぼ皆無ですので、それを期待している方は「こんだけ読んで、ないんかい」となるかもしれません(笑)そこだけわかった上で購入される事をお勧めします
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