31番目のお妃様
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31番目のお妃様

七輝翼/桃巴/山下ナナオ

どの辺がすごいのかよく分からない

ネタバレ
2023年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『規格外のお妃様』が自分なりに奮闘する話、と捉えていましたが、ヒロインの『かなりの上手でわかっている感』のエピソードの意味がよく分からないものが多いです。ヒロインが正しいことを言っているらしいことはわかるんですが、疫病のこととか普通に王様が貴族にもっと早く指示出ししたらいいのに。王弟も、生い立ちに理由があるにしても、拗らせ過ぎてて意味不明な行動、言動を繰り返してて、なのにヒロインとのやり取りで言い負かされてあっさり翻意します。が、その一連のやり取りの筋が今ひとつ入ってきません。ヒロインに懐柔されるの早すぎませんか。
ただの田舎娘が、どうして人心掌握術に長けているのかも謎です。両親が疫病の研究をしていたことも、どうにも後出し感が否めません。

5巻まで買いましたが、思えば『1巻が面白かった』という印象ばかりで2巻以降のエピソードは毎回ほぼ忘れており、都度読み返しています。今回も読み返して『あー、疫病のくだりとかあったなー』とか思い出した程度です。次は王弟の存在も忘れているような気がします。もう買わなくていいかな、とも思いますが、そう思ったことすら忘れて『1巻が面白かった期待感』だけでまた続刊買ってしまうかもしれません。その程度です。
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