梅雨のプール~溺れる僕の腕をつかんだのは君~
」のレビュー

梅雨のプール~溺れる僕の腕をつかんだのは君~

榎戸鍵/冬乃郁也

激重作品大丈夫ならぜひ読んでほしい!!!

ネタバレ
2023年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ あぁ~~~すごいもの読んでしまった!あらすじの内容が個人的にやや地雷で迷ったのですが、皆さんのレビューを信じて購入して良かったです。途中からページをめくる手を止められなくて、読み終えたときには自分も関係者の一人だったかのように(笑)どっと疲れましたが、このエンディングで本当に安心しました。特に「超不憫・健気受け、攻めざまぁ、最後の最後まで地獄だけどなんとかハッピーエンド」などが好みなら全力でおすすめします。私は運よく現在のセール価格で購入しましたが、ページ数もしっかりあるし何より中身がものすごく濃いので、定価で買っていても後悔無しの作品でした(今は読み放題でも読めるようです)。各登場人物(4人+理日斗父)の目線で書かれているパートがあるのがとても新鮮で、そのおかげでいろいろ納得できたのも良かったです。特に、理日斗・理日斗父・京介の家庭環境の異常性・特異性は別にしても、最初はモラルが大幅に欠如しているフィクションならではの人間だなぁと感じていた亮達と真尋の目線のパートをそれぞれ読んでいると「あれ、こういう人って現実の世界にもいるかも…(でも適切な場所におさまっている限りは周りの人も幸せにしつつうまくやっていそう)」と思って少しゾゾっというか不思議な気持ちになりました。今さっき検索していたら作者さんのtwitterでSSがあるみたいなのでこれから読みたいと思います。今後も榎戸先生の新たな作品が楽しみです!
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