このレビューはネタバレを含みます▼
母親や、周りから美しく笑っている神の子だと強要され、感情がない攻めに昔、自分に感情とはこう言ったものだと教えてくれた人の息子の受けと学園で再開し、周りの完璧であれという声や、お前はふさわしくないという周囲に2人が巻き込まれながら感情を育んで行くお話でした。
人間の妄信的な崇拝や、周りの人達から求められる理想像を押し付けられる攻めが、受けのこと出会うことによって芽生えていく感情が綺麗なものではなく執着や、独占欲という醜い感情で、その感情に振り回される自分を嫌悪しちゃったりと、人間なら誰しも持っている感情なのに、初めて感じるものだから人一倍悩んでしまったりと、感情についての描写がとても綺麗でした。