見目麗しき男が放つ 甘い蜜の香りに酔う…





2023年4月15日
初読み作家さん。表紙の美しさに惹かれましたが、本編の絵がちょっぴり好みでないし、過去作品をチェックしても、うーん 何か合わないかも… でも やっぱり気になる! ので、タイミングを計りクーポン+還元+ハッピーランチアワーのフル活用でポチリ。 WAO!! これは思いがけずお宝に出会えた気分。「挙体芳香」という、身体から人を惹き付ける甘い香りを放つ体質の主人公 馨。オメガバやフェロモン症という架空のBL設定ではなく、極稀ながら実際にいらっしゃるそうな。香りにだけ惹かれて自分を見てくれない周りに傷付きコンプレックスを抱いて、ソレを消す為の香水 0番を作ろうとする馨。そこへイタリアから天才調香師 翔生がやって来て2人で作品を作る事に。まず出会いのシーン。花束を抱えていた所、蜂に襲われて階段を踏み外しそうになった馨を翔生が助けるのです。そして一輪の花を落とした事に気付かずに去って行く。それを拾い、後ろ姿を見つめる翔生。会社に戻りポピーが足りないと気が付くと「忘れもの」と、花を持った翔生が。何でポピー?何でわざわざ花名を?と、妙に気になり花言葉を調べてみると…「恋の予感」じゃないですか💕 キュン発動!こういう細やかでひっそりとした伏線、素敵です!!私、ポピーがシンデレラのガラスの靴に見えましてよ。香水作りの為にはまず馨の身体の解明をと、鋭敏な嗅覚を働かせる訳ですが 濃い匂いの元といったらソコしかない… 嗚呼 欲情した男の破壊力、下着を剥ぎ取ろうとする強い意思の視線と指先に馨同様 目を見開き仰天、ゾクッと致しました!が、それだけでなく馨は自身の一筋の糸に驚きと恥ずかしさを?「すんすん」そうね、嗅いでみないとね。「れろっ ちゅうっ」… に、匂いと味は密接だものね。「ツプッ ヌププ… ぢゅぷんっ」!?あぁ もう、ここからは耳が染まる擬音… そしてストレートなのに受けの素質ありありのトロ顔と感度の良さは無自覚煽りの極み!きちんと気持ちを確かめていないし、挿れられる側になる覚悟が出来ていないから最後までシてないけれど、ちゃんと「待て」を聞いてくれる翔生の忠犬ワンコさに信頼感を持ててホッ。するまでの焦れた感じの方がエロくて好きですよ。だから心も身体も、急がすじっくり開いてあげて欲しい~。0番の出来も知りたいので2巻発売迄は予告?を眺めて待ってます!P.158の「買うよね?」の1コマが凄く好き。眉毛にエロみを感じたのは初めてです💕

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