ダンス・ダンス・ダンスール
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ダンス・ダンス・ダンスール

ジョージ朝倉

漫画の持つエネルギーがすごい

ネタバレ
2023年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ この漫画家さん、バレエのシーンが本当に上手。美しい絵が表現する物語、情緒、躍動感に心が揺さぶられます。

主人公の潤平は、恵まれた肢体と優れた運動神経を持ち、感性がとても豊かで型破りな若者。人を魅了するエネルギーと華を持つ天才ダンサーです。彼が、バレエへの情熱に突き動かされ、才能煌めくライバル達と切磋琢磨し、一流のダンサーになっていくお話は面白く、ぐいぐい引き込まれます。特に、アクが強く人間くさい教師達によって磨かれ輝いていく展開は、本当に秀逸。また、彼を取り巻く個性豊かな人たちのストーリーがしっかり描かれ、華やかに見えるが厳しいバレエ界の事情も分かるので、読みごたえがあります。

25巻で物語の2/3くらいでしょうか?この後潤平は、様々な挫折や困難を乗り越えどう大成していくんでしょう。どこの団に所属し、どんな演目を感動的に踊るのかな?フィナーレで待っているものは何?早く読みたい。今からとても楽しみです。

気になることが一つ。舞台の上で日常的に疑似恋愛を繰り返すと、早熟になるのかしら。笑
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