このレビューはネタバレを含みます▼
大企業の社長である父と優秀な兄・航に劣等感を感じている巴は、世話役の南雲と共に自宅の離れで生活をしています。
実息なのに(アレッ?愛人の子だったっけ…?)と疑ってしまうような境遇に頭がバグる。
2人の生い立ちに、そして想いに 切なくて哀しくてツラくて…泣きまくりました。
そしてたとえ意図はせずとも、そう仕向けた父親と兄に怒りさえ覚えました。
帯にある「孤独な2人の、交わらない両片思い」まさにその通りのお話でした。
ただ如何せん、絵柄が可愛らしいので 長髪の巴が最後まで女の子にしか見えなかったのが少し残念だったなあ。
タイトルにもある花束ですが 巴の誕生花でもある『クリスマスローズ』の花言葉、とても上手に使われていて素敵でした。
人にもよるとは思いますが『就寝前に読むのは避けましょう』翌日目がヤバい事にw
(総216ページ)