ずーっと静かなままでした





2023年4月22日
繊細で透明感のある絵柄とお話を描かれる先生で、本作もそうなのですが…いまひとつハマれなかった。まず他の方も書いていらっしゃいますが、本作と合わせて「花のみやこで」を読まれた方が良いと思います。が、それはそれとして…私的には攻めの有川は率直というより謎キャラ過ぎて理解しにくかったし、当て馬・川端もいいとこなしのクズ男で勝手に1人で拗れてろ!って感じ。受けの御崎もそのクズ男に振り回され過ぎ。でも恋愛って、そういう理性では割りきれない仕方ない部分もあるのだろうけれど。そしてあまりにもストーリーが静かに進みすぎて、淡々と読んでしまった。せっかく3巻あるので、もっとモダモダジレジレしながら読みたかった。読者は登場人物と違って相手の気持ちを知っているからこそ「あーっっもうっ!」とじれったくなる、くっつくまでの醍醐味。それを味わいたかった。星は「花のみやこで」と合わせて読んで、ということで。

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あいか さん
(女性/30代) 総レビュー数:705件