坂道のアポロン
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坂道のアポロン

小玉ユキ

懐かしいのに、新しい

2013年1月28日
書店で平積みコミックを見てから、ずっと気になりました。周りにあるコミックスはキラキラしている中、カバーはあくまでシンプルで落ち着きのある配色、なのに面白そうなオーラをずっと感じ、ある日その時出ていた6巻迄大人買いしました。
1960年代後半の舞台設定、おそらく長崎が舞台な感じを受けますが、薫以外の皆の方言も何の違和感なく読みやすい。(私も九州なので、方言の意味がわかります)やはり他地方だと変な方言使われたりする作品もありますし…

今でこそ携帯やスマホ等便利な物が溢れていて、買い物もネットで楽々~な時代ですが、昔は家電か公衆テレフォン、手紙しか交流するしかない。本当にもどかしくて、気持ちを伝えるのも大変だけどその分精一杯頑張れた感じがします。
お互い相手を思いやる事が当たり前に出来る、そんな懐かしい時代を感じる事が出来る良い作品だと思います。
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