敵方キャラにも魅力ある近未来活劇

1巻207、2巻223、3巻303ページ。
近未来SF(サイエンスファンタジー)。
イメージしたものを現実に実在させられる「オーロラ」という設定が、漫画の画面として魅力的。詳しくどういうものなのかがいまひとつ理解できていませんが、高度に発達した魔法のような科学ってことで。
オーロラを中心に、ドロイドや電脳世界に彩られて繰り広げられる事件。陰謀に巻き込まれる主人公、アクション、そしてボーイミーツ(たぶん)ガール。「にゃんぎょ」や「とりさん」のかわいらしさが華を添えています。
それぞれのキャラクターのそれぞれの立場と思惑が絡み合い、よく練られていると思います。わかりやすい話ではありませんが、私は好みでとても面白かったです。
敵方のキャラクターがまた魅力的で、久世夏樹の掴みどころの無さとか芝直人の憐れさとか、良かったです。そして工藤……工藤さーーーーん(一番贔屓)！
はとちゃんの髪色とか母親とかが話に絡むのかな、と思って読んでいたのですが、そこは特に無かったです。