このレビューはネタバレを含みます▼
家族の温かさを霊力とする座敷童子は､願いを叶えたい時だけ都合良く利用されることに嫌気がさして､もう人間とは関わらないと死を覚悟して空き家に入り込んでいました｡そこに突然男が入って来ます｡弱っていた座敷童子はびっくりした拍子にふらついて男に抱き止められます｡人間から見えていること､触れられていることに驚いた座敷童子は気を失ってしまいます｡霊力が弱ったせいで座敷童子は人から見えるようになっていたのでした｡お家の人に連絡しなきゃと心配する男に自分は座敷童子だと告げると､古谷幸一朗と名乗る男はとても喜んで｢ゆっくりしてね｣と言います｡霊力の回復に協力するなら願いを叶えてやると言っても､幸一朗は特にないなとのんびり返してくるのでした｡料理の下手な幸一朗に料理を教えたり､おはぎに喜んだり､あずきという呼び名も貰って座敷童子が幸一朗との生活に馴染み､だんだん家族になってゆく姿が描かれます｡初めて貰ったお土産に喜び､出かける時にも持って行こうとするあずきの可愛らしさにキュンとします｡ポワポワした幸一朗と寂しがり屋の座敷童子のキス無しエロ無しほのぼのBLてす｡
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG