遥か遠き家
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遥か遠き家

八田てき

おかえり

ネタバレ
2023年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 罪深くも、逃亡を続ける2人の旅路。違う世界に住んでいた2人が出会い、過去の闇や、縛り付ける何かによってすれ違いながらも、隣にいることを選択した2人に待ち受ける衝撃のラスト。作画での表現、2人の表情、そして、想いの込められた言葉の一つ一つに意味があり、最後の最後まで目が離せませんでした。2人のいる場所こそが家であり、記憶を持たない海は2人のことを知らない、追ってくる者もいない。そんな場所だったからこそ、そこが家だった。誰もが望む2人の世界線はあったでしょうが、それを裏切る最後だからこそ成り立っているストーリーだなと思いました。ここまで涙が出る作品は初めてで、改めて書籍を買って読もうと思いました。

((いやもうほんとに買ってよかったっっ!!!!!これ読んで泣かない人いるんか(;ω;)
ぁぁ、思い出したら泣けてきた。))重厚なストーリーかつ泣ける系を求める人は買って損なし。です。
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