恋するインテリジェンス
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恋するインテリジェンス

丹下道

素晴らしすぎる世界観、これぞ沼

2023年5月13日
N国外務省で色仕掛け任務の諜報活動を担う官僚たちの仕事とバディとの訓練を描いた壮大かつどエロの世界観が楽しめるお話。
多くの人がハマる有名作品。とにかく丹下ワールドが思う存分味わえる最高傑作です。
最初は、字の細かさ(スマホでは拡大必須)や文字数の多さに圧倒され、目も内容を理解することもとても苦労します。また作者様が描きたいシーンを描きたい順に描いているからか、登場人物の繋がりや時間軸などがバラバラで、しばらくは人物相関図が手放せません。特に最初の方は、お話のメインであるエイトラインではない人たちのお話が多く入っているので混乱しがちです。しかし、4巻あたりからのエイトラインのそれぞれのCPのお話になると、恋イン沼にどっぷりとハマっていきます。
仕事内容は国家の重大機密事項であり、とても危険なものなのに、全く重苦しくなく軽く楽しめるのは、登場人物たちのキャラがみんな個性的で、明るい雰囲気でお話が進むからだと思います。そして、育ってきた環境や人間性、性格なども全く異なるのに、バディとの相性は抜群で、仕事以上の深い想い・信頼関係を築く過程がとても尊いです。特に、一癖あるBCたちをこれでもかというくらい熱く溺愛するTCたちとのやりとりは本当に愛に満ち溢れています。それぞれのCPの関係性やエイトラインのBC・TC同士の繋がりなどが分かってくるとよりこの世界観が面白くなり、一度目より二度目・三度目と、読めば読むほど面白くなっていきます。
そして、何よりえちシーンが最高にエロいです。みんな舐めるのが大好きで、ここぞとばかりにべろべろ舐めたり、しつこいくらいに挿入が続くシーンは圧巻です。キリッとしたBCたちがトロトロに溶けて、でろでろビシャビシャになる姿はエロの権化。喘ぎ声と濡れ濡れの音だけでこれほどまでにエロを体現できるのも凄いと思います。
丹下先生の頭の中にはどこまでこの世界が広がっているのか、この世界がどんどん広く深くなっていくのが楽しみです。
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