司書正
」のレビュー

司書正

丸山薫

神秘に溢れた極上推し

ネタバレ
2023年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵、ストーリー、どこかゾッとする世界観までどストライク過ぎて鳥肌立ちました。
代々王族の血筋から天啓に選ばれた人間がいきなり生き字引という道具と化す…膨大な知識の奔流と共に自我を失い要介護者に。っていう謎いっぱいの司書正さまに纏わるお話。
彼「ら」の存在意義や使用方法、同じく天啓で選抜される運命の番の様な側女の存在に、何やら秘密が眠ってそうな彼女の故郷。全てがミステリアスで終始ドキドキしてるのを自覚しながら読みました。
そも天意とは何なのでしょう。矮小な人の身にはその深遠など理解及ばないからこその天意なのでしょうが、作中で触れてくれるかな?興趣は尽きない。
歴史感ある異国ファンタジーってだけで即買いなのに、権力関係がしっかり絡んでくる人間模様も楽しいやっばい。深夜にこんなドーパミン出ちゃって今夜も寝れない確。
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