このレビューはネタバレを含みます▼
*初・黒娜さかき先生作品です。
まず秀島さんの射の姿がすごくすごく美しかった…弓(キュウ)が惚れるのわかります。
そしてその秀島さんに一から弓道を教えてもらった弓の射の姿もまた。
弓の容姿そのものは急逝した父・高倉から受け継いだものなのだろうけれど、矢をつがえて弓を引くその姿は(以下自粛)
父・高倉は弓をさらに芯の通った男前にした感じだったのかなぁ。。妻を早くに亡くし幼子の弓を男手ひとつで育てる苦労は半端なかったろう。秀島さんがあれこれ手伝っていたとしても、幼少〜思春期の弓の情緒的なところにまでは寄り添えきれないことも多かったのかもしれない。
弓本人も敬愛していた父を喪って無自覚にいっそう不安定になり…そして秀島さんが全力で、まさにカラダを張って弓を支えたわけだ。
でもお互いきちんと自分に向き合っていなかったから、すぐに行き詰まるのも当然で、、、いい歳した大人のそういうグズグズしたところの描き方がとても上手いと思った。
きちんとしたデッサン力とスッキリした線の作画、大変好みです!
他の作品も追いかけたいと思います^^