背中を預けるには
」のレビュー

背中を預けるには

小綱実波/一夜人見

一気にいきましょう

ネタバレ
2023年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前世の記憶を持って生まれたレオリーノ。その宿命を軸に動き出す各々の運命。18年の時を超え、明らかになる罪。やるせない気持ちと未来を信じて生きること。愛する気持ち。それらが絡み合い織りなす。とても面白かったです。レオリーノが自己肯定できない部分があり、もがき苦しむ姿がヴィーと相愛になる事で今の自分を受け入れられるようになるまでが、切なくとも困難でありました。5巻通して読む事でレオリーノの本来持つひたむきに生きる姿を見ることができます。メインキャストの誰もが苦悩があり愛すべき者です。ヨセフが!とても好きでした。幸せを感じるラストでホッとしました。宰相と侍従?が、大人の世界。2人にはピッタリなのかも。ええ、好きです。こういう2人。離れられないのよね。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!