このレビューはネタバレを含みます▼
1巻から怒涛の展開で、よくここに着地したなと感嘆としました。まともそうな新谷のかわいそうに欲情する性癖がこの三角関係の肝。新谷はその心の弱いところを須藤に曝け出され、吐き出していて、春真相手には見せたくない一面であったと思う…。でもそこを須藤に春真の目の前で暴かれ、でもそれを春真が受け入れたことで、新谷にとっては春真が自分の帰るべき居場所になったのだと思えました。須藤の生きてきた人生はヘビーで、新谷も三年引きずるほど。そんな新谷の須藤への想いごと受け止める春真の包容力、健気さに感涙のエンドでした。番外編で須藤を必要とし、寄り添ってくれる人がいて一安心です。