このレビューはネタバレを含みます▼
1巻で完結するのですが、構成に過不足がまったくなく、満足して読み終えられる作品です。
アーミッシュの青年のテオがモラトリアム期間として過ごすラムスプリンガー、その際にオズと出会い、恋に落ち……というわかりやすいといえばわかりやすいお話なのですが、それだけではなく信仰に関するもの、人生の選択ですからビターな面も多くあります。それがまたこの作品の良いスパイスになっていて、あとがきにも書いてらっしゃいましたがハピエンなんですがどこか切ない、寂しさもあります。
この先の2人がどういう人生を歩むかはわかりませんが、どうか幸せに、苦しい時も支え合って生きていってほしいなと思うばかりです。
シリーズの親愛なるジーンへもとっっっっても良い作品で、こちらの作品とリンクする場面も多くどちらも読めばさらに楽しめるかと思いますのでぜひ両作品読んでいただきたい!です!最高!!