夜に生まれた
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夜に生まれた

星野リリィ

表題作のメルヘンファンタジーには星4つ

ネタバレ
2023年5月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 124ページ。
4作品入り短編集。
たぶん紙本の判型が通常より大きいんでしょうね、というお値段。それはわかっていたので良いんですが、内容が予想と違かったです。この値段でこのページ数でファンタジーの本、っていったら、私は1冊の本としての統一感とか美しさある、こだわりをもった本を期待したんです。
この本まるごと、表題作のような、キラキラした悲しみと優しさのある微BL御伽話だったら好みだったんですが。
後に行くほど普通のBLになっていて、3作目はコメディーで唐突なエロ、4作目のDK同士は無理矢理な感じ、1作目の感じでほんわかしている脳みそにはつらかった。
あと、3作目が、所々コマの角をまるくしていたのが苦手です。他作家さんの作品でも見た事があるのですが、漫画表現のお約束的に、一見、回想とか夢のシーンと判断してしまうので、ものすごく読みにくい。
1作目が星4つなので、総合おまけの星3つ。
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