人馬
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人馬

墨佳遼

ひづめの先にまで溢れる猛々しい生命力!

2023年5月29日
実際にいない生命体をまるで今見てきたように描ける先生です。これだけでもびっくりするのに更にストーリーがいい。人馬を描きながら、実際は人と人、人と動物、人と自然との関わり方、脈々と繋がる命の大切さ、その中でも敵対する相手をよく知る寛容さを説いています。そして物語自体がそれに習うようにぐるっと一周してるのも一興です。最後の6巻表紙の小雲雀の満面の笑顔が、全てを温かく包み込んでくれるような作品です。
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