シャングリラの鳥
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シャングリラの鳥

座裏屋蘭丸

嗚呼フィー

ネタバレ
2023年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ フィーがこんな事になるなんて1巻の頃は予想も出来ませんでした。アポロ、罪な男だ。シャングリラという場所がフィーにとってただの娼館ではなく、13歳から今の自分を作りあげた家であり、居場所であり、全てだからこそそれを失うことは考えられなくて、突然現れた男をそれと天秤にかけることも出来なくて、知らなかった感情に出会って、成長してるけど苦しんでる、そんな感じがします。とりま最高です。どうしてもフィーの支店に寄り添って考えてしまうけど、アポロがその華やかな存在感に消されることなく攻めとしてお話の中にいるのはひとえに彼の完璧ボディのおかげもあると思う。アポロがフィーに持つ感情は恋なのか嫉妬なのか愛なのか。でもアポロはきちんとフィーにとってのシャングリラやオーナーの重要性を理解していて(メンタル的に)その考え方はもう恋に落ちているとしか思えない…一歩間違えたらグダグダになりそうな展開をうまーくまとめてて感嘆です。
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